IoTとは
IoTとは「モノのインターネット」と呼ばれ、様々な装置がインターネットに接続されることで利便性が良くなります。例えば冷蔵庫の中の消費期限を教えてくれたり、防犯カメラを遠隔操作して不在時の自宅を監視するなどがあります。
その反面、IoTデバイスがマルウェア(悪意も含めあるソフトウェア)に感染して機能を悪用したり、パソコンへ攻撃を仕掛けるトラブルが急増しています。IoTデバイスはパソコンのように画面を有していないため、攻撃にあっても気づくことができないのです。
IoTデバイスは様々な形で企業や家庭で利用されている
IoTデバイスの中身は、パソコンやスマートフォンとほぼ同等である
今後はIoTデバイスを狙った犯罪が増加すると予測されている
セキュリティ対策を万全にしないと狙われ易い
IoT機器が普及する一方で、IoT機器を狙ったサイバー攻撃は近年増加傾向にあります。センサーやウェブカメラなどのIoT機器は、機器の性能が限定されている、管理が行き届きにくい、ライフサイクルが長いなど、サイバー攻撃に狙われやすい特徴を持っています。セキュリティ対策に不備があるIoT機器は、マルウェアに感染しサイバー攻撃に悪用されるおそれがあります。諸外国においては、IoT機器を悪用した大規模なサイバー攻撃(DDoS攻撃)によりインターネットに障害が生じるなど、深刻な被害が発生していることから、我が国においても2020年オリンピック・パラリンピック東京大会などを控え、対策の必要性が高まっています。
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01cyber01_02000001_00043.html
知識の有無は雲泥の違い
IoTデバイスがマルウェアに感染すると、本来の機能が悪用されるうえ、パソコンやスマートフォンへマルウェアを感染させる動作をします。これらの危険性を知っている人は、IoTデバイスに対して適切な対策を講じて危険性を回避します。
一方、情報を知らなかったり気づけない人はどうでしょうか?そもそもIoTデバイスの大半は画面が付いていないため、異常な状況に気づけません。何らかの事故が発生しても、IoTデバイスを疑うことが出来ません。専門家が来訪して調査をして、対策を講じれば高額な調査費用が必要になります。苦手意識は驚くほど損失を被るのです。当事者とならないように、正しい知識を身につけた方が良いでしょう。
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