ChatGPT、イタリアで提供停止

時事情報

Yahoo!ニュースで『ChatGPT、イタリアで提供停止 個人情報の扱いなどが問題に』がニュースになっています。

 イタリアで個人情報の保護を管轄する機関GPDPは3月31日、OpenAIに対してイタリア国内での「ChatGPT」の提供を停止するよう命じた。個人情報の収集や扱い方に関する部分と、12歳以下の子どもを排除する仕組みが無く誰でも利用可能になっている2点が理由だとする。

 生成AIで話題の「ChatGPT」の利用について、伊国が提供を停止するように命じました。「ChatGPT」とは米国のOpenAI社が提供する対話型のサービスで、人間の会話のように自然な言葉を返してくれるものです。例えば「ChatGPTを知らない人に、ChatGPTを説明して」の文章をChatGPTにとうに投入すると次の回答が返ってきます。

ChatGPTは、OpenAIが開発した人工知能モデルで、自然言語処理の分野で高い性能を発揮します。ChatGPTは、数百億の単語や文章のデータセットを学習し、その知識を元に、人間のように自然な会話ができるようになっています。ChatGPTは、様々なトピックに関する質問や会話に対応することができます。ChatGPTは、チャットボットや検索エンジン、自動翻訳など、多くの分野で活用されています。

 文章は一切加工していないことを考えると、凄いサービスが出てきたと世界中で話題になっています。この技術の背景は、多くの単語や文章をコンピュータが学習(機械学習と呼ぶ)した結果ですが、元になる学習ネタがポイントになります。仮に個人情報が取り込まれると、それらを学習して個人の特定やプライバシーに抵触する可能性も無いとは言えません。

 サービス提供側もその点は重要視しており、リスク回避は行っているでしょう。とは言え、安全性の面で伊国はNGと判断したのでしょう。

 新たなサービスや技術が出て来ると、このような議論になることがあります。始めから安全性を確保すると、目新しさが失われることもあります。過度に反応せず、使い方次第と個人的には感じます。

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