Excel関数とは、Excelという表計算ソフトでデータを計算したり、操作したりするための「便利なツール」です。関数はあらかじめ用意された「計算のルールや式」で、特定の目的を簡単に達成するために使います。
例えば、電卓で数を足すときには「+」ボタンを使いますよね。同じように、Excelでは数を足すための関数として「=SUM()」というものが用意されています。この関数に足したい数字を入力すると、Excelが自動的にその数字を足して結果を出してくれます。
他にも、Excel関数は色々な計算やデータ操作ができるように設計されています。例えば:
- 平均を求める関数(=AVERAGE()):指定した数字の平均値を計算してくれます。
- 最大値や最小値を求める関数(=MAX(), =MIN()):一番大きい数や一番小さい数を見つけてくれます。
- 特定の条件を満たすかどうかを判断する関数(=IF()):条件が「正しい」か「間違っている」かをチェックし、その結果に基づいて異なる処理を行うことができます。
Excel関数は、これらの作業を手動で行う代わりに、自動的に処理してくれるので、作業のスピードを大幅にアップさせることができるのが特徴です。どんな計算や作業をしたいのかに応じて、Excelには多くの関数が用意されています。
検索/行列関数
VLOOKUP
VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, [検索方法])
指定した範囲の中で、検索値が含まれている行の特定の列から値を返します。
例: =VLOOKUP(“商品名”, A2:D10, 2, FALSE)
HLOOKUP
HLOOKUP(検索値, 範囲, 行番号, [検索方法])
VLOOKUPの横方向バージョン。指定した範囲の中で、検索値が含まれている列の特定の行から値を返します。
例: =HLOOKUP(“商品名”, A1:Z4, 3, FALSE)
MATCH
MATCH(検索値, 検索範囲, [照合の種類])
検索値が範囲内のどの位置にあるかを調べ、その位置を数値で返します。照合の種類により、完全一致や近似値を選べます。
例: =MATCH(“商品名”, A2:A10, 0)
INDEX(範囲, 行番号, [列番号])
範囲内の指定した行と列にある値を返します。MATCH関数と組み合わせて使うことが多いです。
INDEX
例: =INDEX(A2:C10, 3, 2)
LOOKUP(検索値, 検索範囲, [結果範囲])
指定した範囲内で検索値を探し、対応する結果を返します。LOOKUP関数はVLOOKUPやHLOOKUPの代替として使われますが、柔軟性があります。
例: =LOOKUP(“商品名”, A2:A10, B2:B10)
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